コーチング型朝礼とは
そもそも朝礼とは? どんな位置づけの行動でしょうか。
地域や世代を問わず、朝礼を経験したことがある方は日本には数え切れない規模でいるのではないでしょうか?
ただし、毎日の朝礼に意欲的に参加していた方となると、一気に減ってしまうようです。
儀式的に行なっているケースもよくあります。
朝礼については「ただ聞いているだけだった」という答えが返ってくることが普通で、本当にもったいないことです。
そもそも朝礼とは?
儀式的に行なっていることも多いのではないのでしょうか?
朝礼の本来の役割とは?
朝礼にはそれ以外の使途もじゅうぶんに期待することができるのです。
朝礼は、始業にあたって、その日一日の業務の遂行に刺激を与え、社員一同の士気を高めることが目標の場となります。
朝礼をまったくやっていないか、あるいはやってはいるものの惰性で繰り返すだけになっている例が多いことは、実に惜しいことでもあります。
「朝礼を利用して社員のやる気を引き出すことができる」......そう聞いても「信じられない」という方もまだ多いのが現状ですが、決して絵空事などではありません。
朝礼の本来の役割は、社員一同の士気を高めること
まず朝礼のやり方を見直しましょう
朝礼に対しての認識が浅いか、あるいはほとんど顧みてこなかった例は全国的に依然として少なくないのですが、その認識を根底から覆して、朝礼を社員が進んで参加する習慣に変えていくこと、社員が朝礼のたびに高い仕事意識をつかみ取ることができる場に変えていくことが、現代の日本の企業文化にとって欠かせない変革になると考えています。
社員が進んで参加する習慣に変えていくこと
コーチングとは?
誰にでもには達成したいと思う気持ちや、目標、夢があります。
その目的に向かって最短の方法で、または最適な方法で積極的に素早く達成することができるように、その人が本来もっているポテンシャルを引き出し、行動を促すための、手段を引き出す手法のことをいいます。
その人が自ら考えて答えを出せるように投げかけたり、相手の話を聴いたりすることによって、その人が望む目標をより早く、より多く達成できるようサポートします。
コーチングは、相手の目標達成やパフォーマンスの更なる向上を目指して、勇気付け、やる気を引き出し、自発的な行動を促すコミュニケーションスキルです。
具体的には、質問を投げかけ、自分自身に考えてもらうことによって答えを引き出し、行動を促していきます。
やれる、できるを行動につなげ、自己効力感を高めましょう
上杉鷹山の有名な短歌です。この意味は「やればできる、やろうとする意思がなければ、できるはずもない。できないのは、やろうとしていないからだ。」となります。
そこで、行動するために大切なことは、「自分にはできる!」という自己効力感を高めることです。
自己効力感とは、スタンフォード大学教授のバンデューラ博士によって提唱された概念です。
「ある具体的な状況において適切な行動を成し遂げられるという予期、および確信」と定義されます。
つまり、行動を起こす前に「自分ならできる」「やれる」とうう自分自身が感じることで、やる気を引き出すことができ、行動に良い結果に導くことができます。
また、どんな逆境も乗り越える努力の源泉となります。
これをマラソン選手で例えるならば、42.195キロ走る前に「無理だ!できない!」と思うと、そのレースを完走できない可能性が高まることが考えられます。
完走を目指すならば、どんなに不安でも、「自分なら完走できると!自分ならできる!」と走る前に感じることが重要なのです。
毎日の朝礼でも同じことが言えます
毎日の朝礼でも同じことが言えます。
自分は発表が苦手、仲間の発表を要約することが難しくてできない、と思うことはあるかも知れません。
そのようなときにこそ、この自己効力感を思い出して、「自分ならできる!やれる!」と自分で感じていきましょう。
自己効力感は自信とは異なり、過去の経験や体験はあまり関係ありません。言い方を変えれば、根拠のない自信といいますか、起きていない未来をすでに起こっていることとして感じる力です。
コーチング型朝礼を進めるにあたって、自己効力感を生み出す4つのポイントをお伝えします。
上記の4つがポイントですが、コーチング型朝礼に置き換えると・・・
このように4つのポイントを念頭に置きながら自己効力感を高め、コーチング型朝礼を実践していけば、
自ずと社内にも変化が訪れます。
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